*いちご研究会*
6月のある日、親子遠足を終えたぞう組がいちごに興味を持ち始めました。
絵本を読んだりしながらいちごへの関心が湧く中、ある日保育室にいちごの苗が届きました。
鉢植えの中には、一通の手紙がありました。
「わたしのはっぱのギザギザはいくつあるでしょう?」
早速子どもたちは、はっぱのギザギザの数を真剣に数え始めました。
「24枚ある!!」「こっちは、21枚やで」
「でも、誰から届いたんやろう。」
「先生かな??」
「聞いてみよう!」と色々な先生にいちごの苗のことを聞く子どもたち。
しかし、、、誰でもありません。謎は深まるばかりです。
そして、また次の日。
「ギザギザの数はわかりましたか?
では、いちごはどこから甘くなるでしょうか?明日、みんなのところに会いにいきたいな。
いちごちゃんより♡」
とまた大きな苗と共に手紙が届きました。
手紙の差し出し人は、いちごちゃん。
さぁ、子どもたちといちごの冒険の始まりです!
ぞう組の部屋は大騒動!! 「いちごちゃんから手紙?!」 「今日も届いてる!」 |
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朝の会に届いたいちごの苗。
子どもたちは、いちごちゃんから届く苗に興味深々。
どこから甘くなるんだろう??
早速みんなで研究が始まりました。
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「どっちから甘くなると思う?」 「苗みてみよう!!」 「この前、いちご狩り行った時、 いちごの上の方が緑色やったで。」 「やっぱりいちごの下から甘くなるん ちゃう?」 |
こうして、子どもたちのいちご会議が日々行われていました。
そして、、、。
6月5日(木)に、いちご研究会を行いました。
実際のいちごに触れて、五感で楽しみ、表現をします。
朝、保育室の中がいちごの香りに包まれていました。
「もしかしたら、いちごちゃんが来てくれてるんじゃない?」
すると・・・。
押入れの中から、声が聞こえてきました。 「あけて~♡」 |
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中から出てきたのは・・・プレゼントを持ったいちごちゃん。
みんなのところへ会いに来てくれました。 |
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「いちごちゃ~ん!!」と子どもたちは大興奮。「みんな、私の手紙は届いたかな??」としばらくいちごちゃんとおしゃべり。
子どもたちの表情はキラキラと輝いていました。
今から一体なにが始まるんだろう!期待に胸をわくわく膨らませた
子どもたちの姿がとても印象的でした。 |
席につくと、いちごちゃんから
みんなへサプライズが!
それは・・・ |
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いちご♡
子どもたち一人ずつにプレゼントです。 |
いちごちゃんにもらったいちご。 「これ、どうする~??」という いちごちゃんの提案に、 「食べた~い!!」と即答の子どもたち。 そこで、みんなで食べてみることにしました。 “いちばんおいしい食べ方!!”を子どもたち自身が考えて食べました。 |
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「いちごは下から甘くなっていくねん!
だから、僕は下から食べるわ!」
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「いちごを横から食べるとどうやろ!おいしいかな~」
「食べるのもったいないなぁ。」「あま~い!めちゃおいしい♡」
と子どもたちはそれぞれにいちばんおいしい食べ方でペロッと食べました。 |
おいしい食べ方でいちごをほおばった子どもたち。
すると、子どもたちの中から「いちご描きたい!!」という声がでてきました。
もう一つ用意していたいちごを見て、早速お絵描きスタートです。
「あの大きいやつ見せて」と、
大きな苗を机に置いて描きはじめる2人。 |
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描きはじめた瞬間、子どもたちはいちごと紙に夢中!!
約20分ほど子どもたちは黙って
絵に集中していました。
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こちらは、クレヨンと絵の具を使って。
クレヨンでいちごの輪郭をとり、
その上に絵の具を重ねていました。
いちごの葉っぱをじっとみて・・・
葉っぱの葉脈まで表現していました。 |
紙といちごを交互に見ながら、描き進める子どもたち。
一人ひとりの表現が紙いっぱいに広がっていきます。
「いちごちゃ~ん!描けたよ、みて!」と、
とてもうれしそうにいちごの絵を
見てもらう子どもたち。 |
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描きはじめること40分。どんどん子どもたちのいちごの絵が完成します。
1枚の画用紙でめい一杯表現する子紙のおかわりをして、何枚も描いて楽しむ子
クレヨン・絵の具を十分に使う子
いちごだけでなく、鉢植えを見ながら描く子
と、それぞれの子どもたちが思いきり楽しんでいる様子がたくさん伝わってきました。 |
そして・・・
最後はいちごちゃんからもらったいちごをいちばんおいしい食べ方で食べることに。
「ぎゅ~ってしぼって食べてみる!」 と子どもたちは、手でいちごをつぶして食べていました。
☆なんていい表情☆ |
子どもたちのいちごの絵が保育室に飾られています。
五感を使って表現した子どもたちの作品をどうぞ、ご覧ください。
いちご研究会・・・。ぞう組の新たな研究はこれからも続きます!!